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【GTSport】親父杯TA ロードスターTC×ドラゴントレイル解説

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こんばんは、Jam023です。今回はNiShiKeNさん主催の親父杯における組み分けタイムアタック予選の走り方について書いていきます。親父杯の概要につきましては本記事では割愛します。詳細は親父杯公式Twitterにてご確認ください。

さて今年のTAは昨年とは異なり、一番上の組に残らないと本選出場が叶わないことに加えて1レース目のグリッド決めという側面を持ちます。これはつまり、昨年よりも更にこのTAが大切になるということに他なりません。

年代にもよるとは思いますが、今回のTAは1分50秒台を出せるかどうかが大きな分水嶺になると予測しています。特に激戦が予想される30代クラスにおいては、50秒台のタイムで固まりそうです。

今回は「50秒台がなかなか安定して出せない」という方に向けて、なるべく50秒台を安定して出すための走り方について書いていきます。もちろん走り方は人それぞれなので多少合う合わないはあるかと思いますが、参考になれば幸いです。

また、例のごとく解説動画については下に貼っておきますので、動きとして見たい方は是非ご覧ください!

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概要

さて、今回のタイムアタックでは特に注意しなければならない点が2つあります。

①コーナリング中のボトムスピードを高く維持すること
②脱出でアクセルを踏み込む状態を作ること


ロードスターTCはトルクが細い反面、ドラゴントレイルはストレートがなかなかに長いです。できるだけストレート区間でタイムを落としてしまうことは避けたいところ。特に脱出でアンダーが出て思わずアクセルオフとなるとその瞬間だけでなく、次のコーナーまでずっとタイムを落とし続ける羽目になります。

できるだけ横滑りさせず、ロスなく車を走らせることが肝になるでしょう。また、車種も相まって攻め切れていない状態でもそれなりに「走れている気分」に陥ってしまうのも恐ろしい点です。一人で黙々と練習しているとタイムを稼げる箇所を知らず知らずのうちに見落としている可能性もあるので、そこを見つけるための手助けにもなればと思います。

また、そのためにも日々ロビーで開かれている練習部屋に入って、ほかの人の走りを参考にしつつ練習を行うということも大切ですね。

ということで個別のコーナーの解説に移ります。

セクター1攻略 目標:37.400

2,3コーナーがかなり肝となるセクターです。全体で50秒台に入れるという前提で考えると37.4秒以内を目指したいところです。

2,3コーナー

1コーナーは緩い右コーナーということで割愛します。まずはブレーキングポイントを見ていきましょう。

100m看板と縁石の開始地点の中間でブレーキングを開始します。ここはなかなかシビアで、早すぎると2コーナーのイン側に入りすぎて最悪バランスを崩しますし、遅すぎると突っ込みすぎて大幅なタイムロスとなります。

フルブレーキからのブレーキのリリースを丁寧に、それと同時にステアリングを徐々に切っていきます。このあたりの流れは動画の方が伝わるかと思うので是非ご参照ください。

さて2コーナーですが、前述の通りイン側を通ると段差で跳ねてバランスを崩しやすくなります。それでもタイムが出るときもありますが、いわゆる運ゲーになりがちです。上の画像もかなりギリギリを攻めています(笑)

3コーナーは上り坂ということでただでさえスピードを乗せにくいので、できればアクセルは全開で抜けたいところです。もちろん脱出でコースアウトしては元も子もないですから、危ないと感じた時にはアクセルを抜きましょう。

また、ここのコーナーは縁石のイン側が少し出っ張っています。上の画像で言うと矢印の部分、ここにイン側のタイヤを乗せるように走るとかなりスムーズに脱出できます。イニDの溝落としのような要領ですね。

イン側に入りすぎるとタイムロスとなってしまうのであまり狙いすぎるのも良くないですが、練習の中で多少意識してみるといいと思います。

6コーナー

4,5コーナーは特に言及することもないので省略。強いて言えば5コーナーはインカットすれば多少タイム稼げるのかな?程度です。

さて6コーナーですが、芝生と砂利の境目の手前でブレーキングを開始します。画像だとかなり手前に見えますが、走行中だと多少手前という感覚です。ここはがっつり縁石に乗る方もいますが、私は片輪だけ載せています。ここは人それぞれですね。がっつり乗せる場合は制動距離が長くなるので注意しましょう。

3速のまま抜けても全く問題ありませんが、私は一瞬2速に入れて3速にすぐあげています。2速に入れることで気持ち頭が入ります。これはこの車種に限らずgr.3車両などでもよくやるもので、引き出しの1つとして習得しておくに越したことはありません。

慣れるとこれによってリズムも取れるので良いですが、もちろん無理にやるものでもないのであくまで参考程度に考えてもらえればと思います。

抑えておきたいのは、スライドをさせないこと、脱出でしっかりアクセルを踏み込める態勢を作ることです。また、ここは脱出でアンダーが出てコースアウトしやすい点も注意が必要です。

セクター2攻略 目標タイム:34.600

高速S字→バックストレート→ビッグブレーキと速度域の高いセクターです。いかに速度を落とさず切り抜けられるか、また、最後のブレーキングでしっかりセクター3へのアプローチができるかがポイントになります。

8~10コーナー

簡単なようで実は難しい、意外と人によって差がつく部分です。ブレーキは特に使いませんので、ライン取りを中心に見ていきましょう。

まず8コーナー。入り口でアクセルオフをして頭を入れていきます。一瞬アクセルオフをした後は基本的に全開ですが、恐らく私のは速い方から見れば抜きすぎです。本当はもう少し抜かずに走りたいところ。ただ、ここを切り詰めるのはそれこそ本番で50.5あたりを目指す方が意識すればいいかと思います。

8コーナーのクリップにつくあたりではフルスロットルでなければなりません。ここも3コーナー同様、縁石の出っ張りにタイヤを乗せるようにしていくとうまく抜けることができます。しかし、イン側に入りすぎて車をスライドさせるとバックストレートエンドまで負債を抱えることになるので注意しましょう。

9コーナーの入りはここから。これ以上膨らむとコース外にアウト側のタイヤを落とすことになり、グリップが弱まってしまいます。逆に言えば、ここまでなら膨らんでも大丈夫です。窮屈にはなりますが、しっかりここは攻めていきましょう。

グランツーリスモ®SPORT_20211203212358

9コーナーの立ち上がり。ここは次の10コーナーが比較的緩やかなため、多少膨らんでも問題ありません。ただ、あまり膨らみすぎると10コーナーに入るために右にかなりステアリングを切ることになります。そうすると必然的に減速に繋がってしまいます。

スピードが落ちないようにしつつも、攻められるところはしっかり攻める、このバランスが非常に難しいですが、妥協せずに理想のライン取りを見つけましょう。

12コーナー

先に言っておくと、ここのコーナーは非常に大切です。というのも、ここで突っ込みすぎると最終セクターのタイムが吹き飛ぶからです。ブレーキングポイントから立ち上がりまで丁寧に見ていきましょう。

グランツーリスモ®SPORT_20211201221919

まずブレーキングポイントが非常にわかりにくいですが、縁石に片輪乗せながら止める私は100m看板と150m看板の間、約135mあたりからブレーキングを開始します。縁石に乗せずにブレーキングを行う方はもう少し奥でもいいかもしれません。

このように片輪を縁石に乗せながら入ります。これもあくまでも私の好みなので、乗せずに入った方がいいという方はそれでも問題ないと思います。

イン側の縁石に乗せるように曲がっていけると理想です。ここもイン側に入りすぎると車が跳ねてタイムロスに繋がりかねないので注意しましょう。また、縁石を踏むと同時にアクセルを入れていきましょう。ここの立ち上がりでミスると最終コーナーまで負債を抱える羽目になります。

最終セクター 目標タイム:39.000

デスシケインと最終コーナーですね。最終コーナーも意外と難しいので丁寧に見ていきます!

まずデスシケイン。と言ってもこの車だとフルスロットルでいけるのであまり怖さはありません。ただ、縁石で跳ねて思わぬタイムロスとなる場合もあります。こればかりは運も絡んできますが、なるべく跳ねるリスクを避けるためには縁石と壁の間のスペースにイン側のタイヤをはめ込むようにして走るのが良いです。

とは言ってもこう攻めると壁にぶつかるリスクもあるため、車幅感覚も大切になります。このあたりも練習の中で掴みましょう。

最終コーナー

ここも何となく走っても走れている気になってしまうコーナーです。

ブレーキングポイントは縁石の手前から。縁石の隣でブレーキングを開始すると突っ込みすぎてしまい、インクリップにつけなくなる可能性が高いです。

ここもしっかりブレーキを残して頭を入れていきます。最後のコーナーはどうしても早く駆け抜けたくなりますが、脱出を速くするためにも進入を丁寧に行いましょう。

今までのコーナーと同様にイン側の縁石にがっつり乗っていきます。コーナー全体の5~6割あたりで乗るとロスなく抜けることができます。逆にこれより手前で乗ると脱出が苦しくなるので注意しましょう。最終でアンダーを出して芝刈りでもしようものなら全てが台無しです。

さいごに

以上、親父杯予選TAの解説でした!

私の中では丁寧に説明したつもりではありますが、疎漏もどこかしらあるかと思うので、もしご不明点等あればコメントやTwitterからご質問いただければと思います。

本番はどうしても緊張して、終わってみれば本来の実力を発揮できなかったと感じる方もいるかもしれません。そんな時のために、抑えてほしいポイントがあります。それは、直後に2度目のアタックを行ってタイムを更新できる可能性は低いということです。

昨年の親父杯を見ていて、1回目のアタックが上手くいかずその直後に2回目のアタックをされた方もいましたが、タイムをしっかり更新できた方は2割いたかどうかだと思います。

これは私の肌感覚であり、配信を見返して統計を取ったわけではありませんが、とにかく整わないまま終わった方が多い印象です。

悔しい気持ちもあり、直後にリベンジしたい気持ちもわかりますが、タイムアタックの期限が迫ってない限りはもう一度しっかり練習してから再挑戦をした方がタイムを伸ばせる可能性は高いと、昨シーズンを見て感じました。

もちろん今年出場すらしない(できない)私がとやかく言うことではないのですが、一人でも多くの方が納得できるタイムを出せればいいなと思った次第です。

この記事を最後まで読んでくださった親父の皆さんのご武運をお祈りしております!いいレースを!

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