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【クラシックミニのある暮らし Vol.1】22年落ち12万キロのミニを買ってみた。

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はじめに

こんにちは。Kabaoです。「LONG TERM REPORT」第一弾ということでまずはこのページが何かということからお話ししていきましょう。

クルマ雑誌を読まれているかたは、「長期テストリポート」というコーナーを目にしたことがあるかもしれません。出版社で購入ないしはメーカーから長期貸与された車両を、編集者が日常で使いながらレポートをする、そんなコーナーです。ALL CARではそれにならって、執筆者のJam023とKabaoが普段乗っているクルマとの生活を記録していくことにしました。それを報告する場として設置したのが、この「LONG TERM REPORT」です。

自らが所有するクルマですから、ウソひとつなく、忖度することもなく本音を語っていきたいと思います。そして、連載期限なども勿論ありません。あるとしたらクルマを手放す時が来るかALL CARを閉鎖する時になるでしょう。

ということで、早速LONG TERM REPORT第一弾をお届けいたします。

クラシックミニ に乗る理由

「ミニ」あるいは「ミニクーパー」と呼ばれるクルマに、どのようなイメージをお持ちだろうか。それは人により様々だと思うが、おそらくその存在を毛嫌いしている人は少ないと思う。

実際、ミニに乗って街を流していると、特に小さい子供と目が合い、好奇心と笑顔を見せてくれることが多い。車体が低いから、ちょうど目線が合いやすいのは確かだが、それ以上に愛くるしい存在感がそうさせていることは確かだろう。

かくいう私も、かつてミニを見ると自然と笑顔になる子供の一人だった。私は1996年生まれだから、物心ついた頃には新車販売は終わっていて世の中にはBMWミニが多くなっており、クラシックミニを目にする機会は少なくなっていた。

映像作品においても、ミニはしばしば登場する。有名なものを挙げると、「シティハンター」や「Mr. Bean」などがある。どの作品においても、ミニの持つ親しみやすさが作品の中で重要な役割を果たしている。

前置きが長くなったが、私が今ミニに乗る理由についてお話ししてみたい。実は私がミニのステアリング を握っているのは、今回が初めてではない。数年前に、祖父がMT車に乗りたいということで98年式のポールスミスミニを購入したことがあった。その時にミニを推薦したのは勿論私だったが、そのときはこれほどまでにミニという小さなクルマにのめり込むとは思っていなかった。

何しろパワーステアリングもなければ安全装備も充実していない、基本設計が60年以上前から変わっていないクルマである。快適とはとても程遠いが、他には変えられない魅力がたくさん詰まっている。

その魅力を一言で表すのは難しいことであるが、強いて言えば「クルマを運転する楽しさ」を濃密に体感できることなのだと思う。特別速いわけでも、ハンドリング性能が優れているわけでもない。しかしながら、はしる、まがる、とまるという動作全てにおいてドライバーの意志がそのまま動作している感があるのだ。

特徴的なスタイリングについても、私がミニを好きな理由のひとつである。1959年のデビュー当時こそ、奇抜なデザインだったかもしれないが今となってはFWDのハッチバックのお手本のようなスタイリングとなっている。先ほど述べたように多くの映像作品に登場していることからも明らかであるが、ミニのデザインは言うなれば「THE・クルマ」といった様である。シンプルだがディテールひとつひとつに意味があるデザインで無駄がない。そこに魅力を感じる。

22年落ち、12万キロのクルマと向き合う

私が今回購入した車両は1998年式のAT車で、走行距離は12万キロオーバーという状態である。グレードは「クーパー」だ。ワンオーナーで整備も購入したショップで長年行われていたこともありコンディションは悪くない。ちなみに購入価格については具体的な金額は申し上げないが、ミニの相場のなかではかなり安い部類だと思う。

オイル、バッテリー、タイヤについてはいずれも新品に交換して納車してもらった。納車から1週間弱、大きなトラブルは発生していないが年式相応のマイナートラブルは発生している。

今明らかになっている点を挙げると、

  1. ATの不調(ギアチェンジにラグがある)
  2. 窓枠付近に若干のサビ
  3. 左前スモールライトの電球切れ
  4. 左サイドマーカーが取れかかっている
  5. 内装フロアカーペットの劣化
  6. ウッドパネルのひび割れ
  7. 塗装の劣化

以上である。これを多いと見るか少ないと見るかは人それぞれであるが、私としては仕方がない範囲だと思っている。電球切れなどは部品を調達すれば全く問題ないし、その他についても走行に支障が出る範疇にない問題である。

それよりも、以上のトラブルと向き合いながら、どのように自分らしいミニを創っていくかということを考えられるのでむしろ良かったとさえ思う。

以上のトラブルを解消するための長期的な計画として、

  1. 外装オールペイント
  2. ATのオーバーホール、もしくはMT換装
  3. 内装部品の交換
  4. (さらに将来的には)キャブレター化

以上のようなメニューを考えている。長く付き合っていくなかで、少しづつ理想の一台を作り上げていきたい。

ミニとともに成長する

理想のミニを少しづつ作り上げていきたい、ということは先ほど述べたと通りであえるが、その過程をすべてショップ任せにするのではなく出来るところは極力自分で行なっていきたいと思っている。

私はクルマ好きであるが、これまでの経歴は文系ど真ん中といったところで正直メカニックには全く強くない。しかしミニと長く付き合っていくためにも、そして今後も長く内燃機関を搭載した自動車を楽しむためにもミニを自力でメンテナンスすることで成長していきたいと思っている。

そのためにも、ミニを教科書にしてメンテナンスを学んでいきたい。第一歩としてオーディオの交換、シガーソケットの設置をおこなったのでそれについては別の記事で紹介しようと思う。

これから始まるミニのある暮らしを、どうぞ暖かい目で見守っていただければと思います。

コメント

  1. […] こんにちは。Kabaoです。今日はクラシックミニ と共に私の所有しているBMW MINI John Cooper Worksについてお話ししようと思います。このクルマについてふれるLONG TERM REPORTはこれが初回なので、まずは車両説明から。最初に言ってしまいますが、このクルマ、本当にオススメです。 […]

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