こんばんは、Jam023です。
今回は日常生活で交通事故を防ぐための予防策、特にウインカーの出し方についての私見を述べていきます。
日常の運転において、ブレーキの踏み方にドライバーの品性、ウインカーの出し方に視野の広さが出ると考えています。特に後者については地域によって、ウインカーをあまり出さない運転が多く見られる所もあるようです。
しかし、道交法では進路変更、車線変更の際にはウインカーを出すことは義務付けられており、これを怠ることはドライバーとしての責務放棄であり、周りが出さないから自分も出さないというのは思考することすら放棄していると言えます。
免許を取る際、教習所では進路変更するときに「曲がる箇所の30m手前でウインカーを出しましょう」と私は教わりましたが、状況によってはそれよりも前に出す必要があると思います。今回はそんな状況について、3つ取り上げて解説していきます。
流れの良い幹線道路の交差点で左折をする時
片側2車線以上の道路、いわゆる幹線道路の交差点で左折をする状況です。5,60キロほど出ることも多々あるような道路ですが、このような道路での交差点で左折をする際、ブレーキを踏んでからウインカーを出す車をたまに見かけます。
後続車は当然前の車がどこで左折をするかはわかりません。よってブレーキを先に踏んでしまうと、追突事故や最悪の場合玉突き事故に繋がりかねないと言えるでしょう。ウインカーを先に出せば、後続車も減速をする準備ができるため、それだけで事故のリスクを軽減できます。
SNSでも「ブレーキの前にウインカー出して。」といった内容の投稿も見られるので、結構多いんだろうなと思いますね。
複雑なジャンクション周辺で車線変更をする時
そもそも複雑なジャンクションとは?という話になりますが、例として首都高の熊野町JCTが挙げられると思います。
上の図の右側が現在の熊野町JCTの構造です。片側2車線の道路が合流で一時的に4車線になり、その後2方向に進路が分かれるというもので、ドライバー同士の意思が交錯しやすい場所になります。
特に中央2車線では車線変更をする車が必然的に多くなる、かつスピードも出ている状況で、車線変更をする直前でウインカーを出されても、特に自分も車線変更をしたい場合はそこまで意識が回らない可能性があります。
ウインカーを点灯させる時間を長くすることで隣を走るドライバーも気付きやすくなりますし、事故のリスクも軽減できるでしょう。ただ、あまりその時間が長すぎると相手も逆にタイミングが読みにくくなるのでその加減は少し短くなります。目安としては5秒くらい点灯させればいいかなと個人的には思います。
優先道路から非優先道路に曲がる、かつそこから車が出ようとしている時
どういうこと??と見出しだけ見たら感じると思うので、”画伯”の才をもって説明します。
上のような状況、割とあると思います。
結論から言うと、②の車は早めにウインカーを出すべきです。
というのも、①の車からすれば、②が迫っているので迂闊に前に出ることができません。直進してくるであろう②とその後続車が通り過ぎてから出る算段になるでしょう。②が直前で左ウインカーを出して、じゃあ行こうとなった時には左から車が来て出られないとなると、「もっと前からウインカー出してくれれば行けたのに」と思うはずです。
正直、この状況で①を思いやって早めにウインカー出せる人はあまり多くないように感じます。自分が左に行くことに加えて、①の視点に立つ必要があるので、普段の運転で考えることの1つ先まで考える必要があると言えます。
これができると視野が広い≒運転が上手い人だなあと感じます。上2つと違って事故と直接的な因果関係はありませんが、相手を思いやる気持ちは運転の基本ですよね。
まとめ
今回は日常での運転におけるウインカーについてフォーカスしてみました。免許取ったばかりの初心者の方の場合、車両感覚が掴めずバック等苦手にする場合も多いですが、車両感覚は運転していれば自然に身につくので心配はありません。
ただ、ブレーキの踏み方やウインカーの出し方は完全に習慣であり、一度悪癖がついてしまうとずっとその状態が続くことになります。いわゆる”サンデードライバー”という言葉に括られてしまう方がきっとその部類に入ってしまうドライバーだと思います。
後ろを走るドライバーに、「この人下手だな」と思われても人生に影響はないでしょう。しかし、どうせ運転するなら自分含め、周りのドライバーが気持ちよく運転できた方がいいことに違いはありません。
目的地への到達時間など関係なく、そういった周りのドライバーや安全への配慮ができる人が「運転の上手い人」だと私は考えます。
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