Home » E SPORT » 【GTsport】親父杯TA サルデーニャB解説

【GTsport】親父杯TA サルデーニャB解説

スポンサーリンク

こんにちは、Jam023です。今回はNiShiKeNさん主催の親父杯のタイムアタックで使用されているサルデーニャB順走の攻略方法について解説します。車両は4C gr.4のBoP適用、タイヤはレーシングソフトで私が計測したタイムは1:23.090です。このタイムはオフラインで出したものですが、試しにオンラインでやったら、23.285が出たのでオンラインでも再現性があると思われます。既にYouTubeに動画として挙げておりますが、本記事において文章でも解説致します。

今回の解説は、「23秒台になかなか入らない」あるいは「タイムがなかなか安定しない」という方が「緊張する予選本番において23秒台を出せるようにする」ことを旨としているので、もう余裕で23秒半ばくらいなら出せますよーという方にはあまり参考にならないかもしれませんがよろしくお願いします。ちなみに、本記事の解説で用いるブレーキングポイントとは実際にブレーキが利き始める所ではなく、ブレーキをしようという意識を持ってもらう所です。空走距離があるので実質的にブレーキがかかるのは少し後ろの部分になりますが、直感的にわかりやすくするためにこのように表現します。

まずは1,2コーナーの解説から。

画像見えにくいですが、1コーナーは左に寄せすぎず、150m看板を目指して走ります。ここでインをついてしまうと次のコーナーの進入がキツくなっていまうので注意。


2コーナーの進入ですが、ここは4輪縁石に乗せてコース幅目一杯使って進入していきます。ブレーキングポイントは100m看板を過ぎた直後の木陰の真ん中あたりです。ここのコーナーはブレーキが早すぎると内側のタイヤが芝に乗り、遅すぎると立ち上がりが遅れ、どちらも大幅なタイムロスになりますので、しっかり練習を積んで再現性を高めましょう。

見た目上鋭角なコーナーですが、ステアリングはゆっくり切ってコーナーに入っていきます。また、ブレーキもフルで踏んだ後ゆっくり離していくことで姿勢を安定させましょう。インクリップにつけたらアクセルを徐々に踏んでいきます。この先しばらくブレーキを踏まないコーナーが続きますので、ここの脱出速度は非常に大切です。少し勇気は要りますが、外にはみ出ない程度に早めのアクセルオンを心がけましょう。

次に3,4,5コーナーの解説。

3コーナーに関しては特に問題ないと思うので説明は省いて4コーナー。

何でも無いコーナーですが、ここで気持ちを緩めてアウトに膨らむとコンマ03秒程度損します。しっかりインインで抜けていくことを意識しましょう。

5コーナーに関しては、ゼブラの縁石に入ったあたりでブレーキング。ここも早すぎると内側の芝を踏むことになるので要注意。ゼブラに入った直後に踏むという意識を持てば、あまり失敗することは無いと思います。

インクリップついたあたりからアクセルを入れ始めます。ちょっとずつアクセルを入れつつ、外にはみ出そうになったら緩めてください。

次に6,7,8コーナー


6コーナー。ここはバンクがついているので、外側から回り込むのではなく、インに直接アプローチをかけていきましょう。またその際にフルブレーキを行うと荷重移動が大きく姿勢が乱れてしまうので、2,3割程度のブレーキを保ってインに飛び込んでいきます。

また、ターンインの際、クリップにつく直前あたりで4速から3速にシフトダウンするといい感じに頭が入っていきます。グリップについたらしっかりイン側のタイヤを縁石に乗せながらアクセルを踏んでいきます。ここに関しては「あ、決まったな」と感覚的にわかるので、その感覚を練習でつかむようにしましょう。

立ち上がりでアウトが見えないですが、しっかりイン側縁石乗せて加速できていればここもアンダーは出ずに全開で抜けていくことができます。この後の7,8コーナーは特に説明することも無いので省略。

次に9コーナー


まずブレーキングポイントは青い縁石入ってからゼブラの縁石に入る間のあたり。ここからアウト側のタイヤだけ縁石に乗せてブレーキング。4輪乗せる方もいるようですが、タイムを安定させるという点を考えるとアウト側だけ乗せるのが無難な選択だと個人的には思います。というのも、ここのコーナーはライン取りが非常にシビアなのです…

まずイン側に傾斜がついているのでアウトに膨らんだらアンダーが出て大幅なタイムロスです。また、イン側は芝を踏まなくても縁石の内側に入ると車体が浮くような挙動を見せて、思いっきりフロント荷重が抜けます。そうすると脱出でアンダーになってスナーバックスに入店しがちです。
そこで狙い目としては縁石の端、白線あたりをイン側のタイヤが通るように抜けていきます。そうすると、スピードをあまり落とすことなく、かつ過度なアンダーも出さずにスピードをのせて上り坂に向かうことができます。

動画では正直インに若干入りすぎています。イメージとしては縁石の左側半分にイン側のタイヤを乗せてしまった感じ。現にこのあとフロント荷重が抜けます。ただギリギリコース内にとどまることができたので、インに最大限寄ってもここまでだと思います。

次に10,11,12コーナーの攻略


10コーナーは2割程度のブレーキと4速から3速のシフトダウンで頭を入れていきます。


イン側のタイヤをちょうどこの縁石に乗せるように走ります。また、この際アクセルは3,4割程度キープし、スピードが落ちないように、また姿勢が安定するようにします。縁石を抜けたら再びアクセルを全開。あまり全開が早すぎるとアウトに飛んでいってしまうので、「縁石を抜けた後」という意識を強くもってください。この後のコーナーはインに沿って走ること以外特に説明することもないので省略します。

いよいよ最終コーナーです。


ブレーキングポイントは左側の金網フェンスが残り6,7枚になったあたり。ここで大事になるのが「ブレーキを気持ち優しく8割程度まで踏んで、優しく離していくということ」です。なぜか?

予選本番になれば選手の皆様は須らくここを心臓バクバクの状態で抜けていくことになります。ここまでのアタックが上手くいっていれば尚更です。その分、ここで失敗すれば全てがパー\(^o^)/という恐ろしいコーナー。それがわかっている分余計に緊張します
正直このコーナーはブレーキをガツンと踏んで抜けることもできますし、決まればその方がタイムは短縮できます。しかしこれはあくまで決まればの話で、決まらなかった場合ペナったり姿勢を崩したりする、いわばハイリスクハイリターンな抜け方です。

今回の解説の趣旨は、緊張している本番でも安定してタイムを出せるようにすること。優しいブレーキングをすれば、多少タイミングがずれたりしてもその後のフォローが圧倒的にしやすくなります。以上の観点から、練習の時からこういったブレーキングを心がけることを強くお勧めします。このブレーキングなら多少うまくいかなくてもコンマ1程度の損失で済みます。

ライン取りとしてはイン側のタイヤがちょうど縁石に乗るあたり。ここの調整も優しいブレーキをするとやりやすくなります。ここを抜ける前にすでにアクセルは少し入れた状態で、脱出に備えます。

最後に

解説は以上になります。頭ではわかっていても実際にコースを走ると思うようにいかないというのが現実です。ご自身で練習して行き詰った際にはリプレイを挙げて頂ければ私の方からアドバイスすることもできますし、必要があればVCを繋いで練習のお手伝いもさせていただきます。

参加人数が多い以上、クラス分けは避けては通れない道です。ただ、もし望み通りのクラスに入れなかったとしても「もっと練習すればよかった…」と思うのと、「これだけやったのだから仕方ない。実力は発揮できた」と思うのとでは雲泥の差があると思います。参加者の皆様がご自身の実力を遺憾なく発揮するために、この記事が一助になればこの上なく幸いです。

今後もこういったコース攻略の記事や動画に関してはあげていければと思うので是非よろしくお願いします!

コメント