こんにちは、Jam023です。今回はNiShiKeNさん主催の親父杯のレース1、ニュルブルクリンクGPのロードスターTCワンメイクレースの解説を行おうと思います。
この記事を書く前に既にYouTubeに解説動画をあげているので、実際の走りを見たいという方は是非ご覧になってください。
セクター1攻略
1~4コーナーの攻略について解説します。このコース全体的に言えることですが、少しのブレーキングの遅れが大幅なタイムロスに繋がるセクターです。最悪ブレーキ余らせてもいいので、行き過ぎないように注意しましょう。
1コーナー
100m看板の手前、アスファルトと芝生の境目があります。芝生に入ったところでブレーキングを開始しましょう。境目ちょうどからブレーキングすると若干ブレーキが余ります。
その後シフトダウンをし、2速でコーナーに入っていきます。動画ではクリップにつく直前で1速にシフトダウンしていますが、これはエンブレを使うことで頭を入れていく動作です。
駆動輪である後輪にブレーキがかかることで支点がリアにかかり、頭が作用点となることで頭が入る、てこの原理を使ったものです。
ここでやる必要性が絶対あるかと言われれば微妙ですが、この動作そのものは汎用性が高く、練習する価値のある動作です。例えば鈴鹿のヘアピンではよく使います。
色々な場面で使うことも多いですし、TA等で上位のリプレイを見る際にはこういったところにも着目するとより得られるものがあるかもしれません。
2コーナー
進入について、1コーナーでアウトに膨らみ、再びアウトに振ると進入でアンダーが出やすいので注意。目安としてイン側の縁石が見え始めた時に車が外に向いているとNG。
縁石が見えた時には車がまっすぐ前を向いている状態を作りたいです。たとえ1コーナーで外に膨らみ、ミドルからの進入になってしまっても構わないので車の向きを早めに変えることを意識しましょう。
2コーナーでのアクセルオンのタイミングについて。曲がっていると夕日で明るく見えるクッション(?)があります。画像ではわかりにくいですが…
これが視界に入ったあたりでアクセルオンを開始するといい感じにロスなく曲がれます。
3,4コーナー
3コーナーの進入は外側のベルトの色が変わるところの手前でブレーキングを開始。そのままインに入っていきます。
アウト側のタイヤを縁石に乗せてギリギリを攻められれば理想ですが、下手をするとインカットでペナルティをもらいます。
赤白の縁石の終わりあたりまでインを走りましょう。このコーナーでアウトに膨らむと4コーナーの脱出もキツくなるので注意。
4コーナーはできればアクセル全開で抜けたいところです。しっかりイン側の縁石にタイヤを乗せてがっつり攻めましょう。
ここの立ち上がりでアウトにはらんでもペナルティはつかないので強気に攻めてもらって大丈夫です。ただし芝生に進入してしまうほどのアンダーを出すとさすがにタイムロスに繋がります。
セクター2攻略
5~7コーナーの解説です。短いですが、5コーナーで失敗すると必然的に6コーナーもキツくなり、その後のストレートでも遅くなるという三重苦が待っているので注意が必要です。
5,6コーナー
5コーナーの進入は右側アスファルトを過ぎて土のところに入ってちょっとしたところでブレーキング。1コーナー同様境目で踏むと若干早いです。
ブレーキング遅れるのはもちろんNGですが、早すぎてもインが芝生に乗ってこれまたNGなので注意です。
6コーナーについて。5コーナーすぎてミドルからアウトに振るタイミングでブレーキングを開始。ミドルから入ると若干ライン取りがタイトになります。
また、ブレーキはフルブレーキでも5~8割程度のブレーキでも大丈夫です。ここは人によって走り方が分かれます。なんにせよアウトにはらまなければOK。
画像ではわかりにくいですが、イン側土から芝生に変わる境目あたりでクリップにつきましょう。そしてクリップについたあたりからアクセルを開けるといい感じに抜けられます。
7コーナー
ブレーキングのタイミングは縁石入ってちょっとしたあたり。縁石いっぱい使うか使わないかは人によって分かれますが大した違いはありません。
ここのコーナーはインにつくのが速いと脱出が厳しくなります。イメージとしてはコーナー全体の6~7割あたりでクリップについてアクセルを開ける感じでいきましょう。
セクター3攻略
シューマッハSについては進入で外側の縁石使ってインをつけば余裕を持って全開で抜けられるので省略。10,11コーナーの解説をします。
10コーナーは100m看板の手前でブレーキング開始。5,6コーナー同様遅れると死にます。進入時はがっつり内側の縁石を使いましょう。
11コーナーについて。10コーナー抜けてアウトに振り切ったあたりからブレーキング。ブレーキといってもがっつり踏まず、チョンブレ程度で大丈夫です。
ここも画像では全くわからないですが、イン側に芝生と土の境目があります。ここでクリップにつくと同時にアクセルオンでいい感じに抜けることができます。
最終セクター攻略
12コーナーを抜けて魔の最終シケイン。予選TA同様最後に一番嫌なコーナーが待ち構えています。同じように操作したつもりでもブレが生まれるコーナーなので、そういうものだと思って割り切りましょう(笑)
13、14コーナー
100m看板手前でブレーキング。看板横だと遅いです。大事なことなのでもう一度、看板横だと遅いです!!
とは言っても手前すぎるとインカットもらいやすいので、本当に難しいシケインだと思います。
両方とも縁石乗せてがっつり攻めていきます。シケインの脱出でそのままアウトに吹っ飛ぶこともあるので、その時はアクセルを若干緩める必要がありますが、理想は全開での脱出です。
15コーナー
シケイン抜けるとほぼコース終わったような感覚になりますが一応最終コーナーの解説も(笑)
外側の縁石がっつり使って右側に見えるパイロンが画面見切れる手前あたりでブレーキングをしましょう。ちなみに視野角の設定はデフォルトでやってます。
ピットウォールあたりでクリップにつき、そこからアクセルを入れるといいかと思います。
決勝レースの展望予想
8周で行われる決勝レース、ワンピットかノーピットかというところですが、ノーピットが有利になると考えています。
というのもグリッドで前からスタートした車からするとピットに入るというのはリスクの高い行為なんですよね。ノーピットでも十分走れるので、ピットに入って順位を落としてから再び追い上げるというのは労力がかかります。
そうすると必然的にノーピットを選択しますし、今回みたいな燃費レースになるとスリップを使うため後続車も敢えて抜かしてピットに入るメリットも小さいですから結果的に皆ノーピットになります。
という前提で考えると予選での順位が大きく決勝の順位に影響を与えると思います。
予選で下に沈んだ場合、前を抜くために燃料消費→バトルで前と離され、追い付くために燃料消費ということで燃料マネジメントが非常に苦しくなります。
少しミスると大幅なロスに繋がるこのコースで予選を決めるというのは非常に難易度が高いですが、決勝で上位に食い込むとなるとその集中力が物を言う展開になると予測します。
じゃあどうやって燃料をセーブするの?という話になりますが、敢えてそこに関しては詳しく書かないことにします。大雑把に言うとショートシフトと燃料マップ、リフトアンドコーストをうまく使い分けるということになります。
その管理に関しては各ドライバーの色が非常に色濃く出るところですので、練習の中でいい燃料のマネジメント法を見つけて頂ければと思います!
レース3のスパフランコルシャンの解説も近日中にあげる方針なので、でき次第すぐにあげますので引き続きよろしくお願いします!
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