こんにちは、Jam023です。9/20(日)にオートパラダイス御殿場にてグランツーリスモユーザーによるカートオフ会を開催致しました。北は福島から、西は広島まで総勢約90名もの参加者が集い、熱いレースを繰り広げました。今回はそのレポートとしてオフ会の様子、またそこから主催目線で感じたeモータースポーツの可能性をお伝えします。
一日の流れ
9:30~受付開始ということで私は8:30頃に現地入りしましたが、もうその時には多くの車が集まっており、大変驚きました(笑)
今回新型コロナウイルス感染症が流行している中の実施ということで、現地では参加者には全員検温と接触確認アプリCOCOAを確認した上で受付を行いました。幸い感染リスクのある方は確認できず、無事全員参加することが出来ました。
10:30~全体ブリーフィング。この時から雨がぱらつき始め、密な状況にはなってしまいましたが屋内で実施。レギュレーションや流れ等を全体で確認しました。
練習走行、予選開始
11:30~1時間の練習走行開始。1台5~6名のチーム戦で、今回は通常のレンタルカートよりフレームが軽いスポーツカートで行いました。非常に微妙な雨が降っており、路面はドライなようでドライではない、カートも曲がるようで曲がらないという感じで状況の対応に苦しむドライバーも数多く見られました。特にスポーツカートが初めてだった方はその速度域に驚かれた方も多いのではないでしょうか。
60分の練習走行後は各チームのエースドライバーによる5分の予選アタック。グランツーリスモ同様、熟練ドライバー達によるコンマ1秒を削る争いに参加者の目は釘付けになりました!
走ったことないコースでもすぐに慣れてしっかりタイムを出してしまうあたり、グランツーリスモプレイヤーは対応力が高いですし、日々のレースで磨かれたテクニックがしっかり生かされています。
レーススタート!
予選レースでグリッド順位が決まり、カートに乗っているドライバーに走者がハイタッチをするという疑似ル・マン式でレース1がスタート。一部トラクションがかからない走者の方も見受けられました。
降っていた雨も徐々に止み、路面もドライになったことで練習走行時よりはかなり走りやすい状況となりました。スポーツカートということでハイスピードかつ高速コーナーの多いこのサーキットはドライだとかなり走りやすく、また走っていてとても気持ち良かったです。
その後集合写真の撮影と毎回恒例グリッド決め早押しクイズ大会を行い、レース2へ。雲の多い天気でしたが雨は全く降らず、完全なドライコンディションで行うことができました。レース2ともなると選手の皆様もいよいよ慣れてきたことで黄旗が振られることもかなり少なくなりました。このあたりはさすがグランツーリスモプレイヤーで、あまりカート走行の経験が無い方でも車の挙動やサーキットの走り方を掴むのが非常に速いです。
チェッカーフラッグが振られ、レース2も終了。ピットに戻ってきた選手をみんなでお出迎えしました。全体通して感じたことは経験の多寡に関係なく、皆さんかなり周りが見えていたということです。私もたまに耐久レースには出場しますが、これだけの規模で周りが見えているドライバー達の中でレースできたことは無いです。もちろん身内だからということもあるとは思いますが、終始安心してレースができました。
表彰式を行い、閉会へ
全26チームの中から上位3チームには表彰を行いました。トロフィーをお渡しし、シャンパンファイトならぬ炭酸水ファイト。シャンパンだと高いし、シャンメリーだと服がベトベトになってしまうんですよね(笑)
その後有志で持ってきたいただいたプレゼントを抽選でプレゼント。本当にいいんですか??と聞きたくなってしまうほど豪華なものばかりで驚きました。
運営の拙さもあり色々ありましたが、全員怪我無く無事大会を終えることができました!
協賛企業、ゲストのご紹介
また、この度複数の企業様にご協賛いただいたと共に、ゲストの方もお招きしたのでそのご紹介をさせていただきます。
LAILE様
前回に引き続き、リアルのモータースポーツでご活躍されており、様々な部品も販売されているLAILE様にお越し頂き、現地でコックピットとブレーキMODを組んだGTSPORTの試遊台を設けて頂きました。私もこのコックピットでプレイしましたが、とにかく剛性がすごいんですよね。どんな操作をしてもブレません。また、ブレーキMODもバネなのに油圧式かな?と感じるレベルの完成度で、さすがリアルモータースポーツに携わっている企業様の作ったものは違うなと、感じました!
Roots様
今回新たに様々なeモータースポーツの大会を主催されているRoots様にもご協賛頂き、Roots賞としてゲーミングヘッドセットを参加者にプレゼントさせて頂きました。思えば私が初めてGTSPORTで出た大会もRoots様が主催されたものですし、悔しい体験も、そして一生の思い出となるような嬉しい体験もさせて頂きました。
あの土屋圭市氏が公式アンバサダーを務め、eモータースポーツを第一線で盛り上げているRoots様。そんなRoots様からご協賛いただいたことは私自身大変光栄に思いますし、今後のご活動を応援させて頂きたいと改めて感じました。
実況に大塚リコ様、ゲストに笠原美香様
今回様々なイベントや実況等でご活躍されている大塚リコ様をお呼びし、レースの実況を行って頂きました。会場の雰囲気を大いに盛り上げて頂き、ドライバーの皆様もよりレースに熱中することができました!
また、リアルでもバーチャルでもレースに幅広く携わっている笠原美香様にお越し頂き、会場の雰囲気を楽しんで頂いたと共にカート走行も楽しんで頂きました!これからもお互い様々な活動を通してeモータースポーツ業界を盛り上げていきたいですね!!
スミガレ様
最後に、Youtubeを通してeモータースポーツの魅力を発信なさっているスミガレ様にもお越し頂き、現地をご覧になって頂きました!
最初はそれこそ仲間内で楽しもうということで始まったこの企画ですが、こういったeモータースポーツを盛り上げる企業様からご関心頂き、直接お話もさせて頂いたことは本当に光栄ですし、私の立場から何かできることがあれば積極的に行っていきたいと改めて感じた次第でございました。
運営として感じたeモータースポーツの魅力と可能性
昨年クイック羽生で行ったカートオフ会も今回が三回目。規模もいよいよ大きくなり、企業様にもご協賛頂けるようになりました。多くの方に楽しかったと言って頂き、またTwitterでもしばらくオフ会の話題で賑わっていたのを見ると、運営として本当にやってよかったと心から感じる次第です。
普段はオンラインでお互いライバルとしてレースしている人同士が初対面でもなぜここまで楽しくかつ大きな事故無くリアルでもレースができるのか。そこにはeモータースポーツだからこそ築かれる信頼性にあると思います。
リアルのレースと違ってバーチャルのレースは壊れることも無ければ命の危険に晒されることもありません。従って、レースでも強引にオーバーテイクをしようと思えばいくらでもできてしまいます。開発会社側もそれを防ごうとペナルティシステムを導入していますが、AIには限界があり抜け道はいくらでもあるというのが現状です。
しかし、上位のドライバーはそれを悪用するようなことは決して行いません。自らの倫理観に基づき、相手にしっかりラインを残し、自分が引くべきところは引くという状況に応じた判断を行い、相手を尊重してレースを行います。
現状モラルに依存する部分が大きいからこそそれを守ってレースを行うことで築かれる信頼性は非常に大きいですし、友情や仲間意識も生まれやすいのだと思います。また普段のオンラインのレースから周りを見る習慣がついてますから、カートでも状況に応じた的確な判断を行うことができます。速く走るという面においても挙動の特徴を掴むのが一般に比べ早いと感じます。
「大学生にもなってゲームやってんのか」とプレイし始めた当時大学生の私は知り合いに言われたことがあります。当時は何も言えませんでしたが、思い返せば貴重な経験を沢山させて頂きましたし、沢山の方と交流をすることができました。eモータースポーツはその運転技術がリアルでも生かされるというのも大きな魅力の一つですが、ギリギリの戦いの中で生まれる信頼関係というのも捨てがたい魅力の一つであり、それこそが今回のような大規模なオフ会の開催に繋がったと感じます。
私自身今後も勝ちにこだわりオンラインレース活動を行うと共に、オフ会の運営やブログを通してeモータースポーツの魅力の発信を積極的に行いたいと思いますのでどうかよろしくお願い致します。
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