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【考察】グランツーリスモSPORTはなぜオリンピック競技に選ばれたのか

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こんばんは、Jam023です。ネット上ではかなり話題になっていますが、この度東京オリンピックの競技にグランツーリスモSPORTをはじめとしたeスポーツ競技が導入されることが決まりました。

1プレイヤーとしては嬉しい限りですね。競技として選ばれたのは以下のソフトです。

  • パワフルプロ野球
  • Union Cycliste Internationale (自転車)
  • World Rowing — Open format(ボート)
  • World Sailing — Virtual Regatta, Virtual Regatta SAS(ヨット)
  • グランツーリスモSPORT

パワプロ以外はゲーム自体知りませんでした(笑)
では一体なぜグランツーリスモが競技に選ばれたのか、その理由について順を追って考察していこうと思います。

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そもそもなぜeスポーツの導入が決まったのか

これについては、大きく分けて2つだと考えています。

①時流
②新型コロナウイルスの影響


①についてはこの頃のeスポーツの広がりといったところでしょうか、グランツーリスモをやっていても公式のFIAレース以外にもJeGTをはじめとした様々な企業がイベントレースを企画・運営してくださっています。

国際オリンピック委員会(IOC)も「高度な技術を競う点で一般的なスポーツと変わりないし、若い世代に焦点を当てたい」といった言及をしています。

②について、これは完全なる私の憶測です。まず昨年2020年度の時点ではeスポーツが競技になるといった話は全くありませんでした。

今年のオリンピックは開催できたとしても例年よりは現地での感染が盛り上がらない点から、場所という縛りの一切ないeスポーツを導入することによって少しでもオリンピックを盛り上げようとしているのではないかと思います。

なぜグランツーリスモが競技として選ばれたのか

いよいよ本題、グランツーリスモSPORTが競技として選ばれた理由を考えていきます。
結論から言うと、「FIAとパートナーシップを結んでいるから」の一言でかなり片付いてしまうのですが、もう少し掘り下げていきましょう。

世界大会を何度も開催し、成功しているから

運営サイドの視点で考えると、競技の盛り上がり云々の前に企画として全うできるかどうかが非常に大切になってきます。グランツーリスモSPORTは今までワールドファイナル等の世界大会を何度も開催しており、世界規模の大会の運営に「慣れ」があると言えます。

他のレースゲームでも開催こそはされていますが、開催された時の注目のされ方というのはグランツーリスモSPORTがずば抜けているものがあるでしょう。パートナーシップであるFIAからもかなりの信頼を得られていると思いますし、今回のオリンピックで盛り上がればさらにその立場を確固たるものにしていくことかと思います。

グラフィックが綺麗だから

https://www.jp.playstation.com/games/gran-turismo-sport-spec-ii-ps4/

プレイヤーサイドからすると普段から見慣れた画面であまり意識しない点ではありますが、グランツーリスモSPORTのグラフィックはレースゲームの中でもかなり綺麗です。

やはりeスポーツとして盛り上げる要素として、いかに綺麗か≒悪い意味での「ゲーム感」のないリアルのスポーツに近く見えるか、というのは非常に大切だと思います。

よく大会の実況でもリアルのレースかと思うといった実況さんの話もありますが、それだけ見る者を興奮させるグラフィックがこのゲームにはあると思います。

「手軽さ」と「奥深さ」のバランスが良いから

FIAの内部の方が今回の件について「デジタルスポーツが従来の参入障壁を取り除き、大衆の参加を目指したい」と言及しています。その点、グランツーリスモSPORTは「手軽さ」と「奥深さ」のバランスが非常に良いと感じます。まあ一般的なゲームの中ではかなり難しい部類に入るとは思いますが(笑)

よくグランツーリスモSPORTについて、「あの挙動はおかしい!とうていシムとは言えない!」という声をよく聞きます。確かに車同士が衝突した時に明らかに吹っ飛びすぎな感じはありますし、そういった意見もわかります。

ただここで重要なのは、そんな細かいことを気にするのはほんの一部の”オタク”だけということです。世間一般の99.9%はそんなこと気にもしないでしょう。

シムという枠だとiRacingやアセットコルサが当てはまるかと思います。私も多少やったことある程度なので詳しいことはわかりませんが、セッティング等非常に細かい要素まで重要になってくる印象があります。

そこまで細かい要素まで追及されると一般の方からするとかなり参入障壁が高くなってしまいます。正直私も自信もセッティング等の知識が全くないがためにこれらのゲームは手を出していません。

その点グランツーリスモSPORTは競技に参加するにあたり、セッティングは統一されたものがほとんどですし、細かい知識が無くとも気軽に参加できます。一方で、走らせるときはかなり正確な動作を要求されますし、かなり奥深いです。

このバランスの良さもグランツーリスモSPORTが市民権を得ていった一つの大きな理由だと考えています。

グランツーリスモSPORTをやりこむにあたって

そんなグランツーリスモSPORTですが、Best版が出たこともありソフトの購入そのものは数千円で買えますし、よくセールもやっていて1000円以下で買うことも可能です。

やっている私が言うのもアレですが、よくできたゲームだと思います。細かいBoPなどに関してはもう少し頑張って欲しい部分もありますけれど、ここでは割愛。

当ブログでは「E SPORT」のカテゴリーにてオンラインレースで勝つことに焦点を当てた記事を沢山投稿しております。オンラインレースで少しでも上にいきたいという方は是非参考にしてください。まずはこちらの記事から読まれることをオススメします。

また、レースゲームがより楽しいものになるハンコンについても各機種の比較記事がありますので是非参考にしてください。私のオススメはスラストマスターのT300RSです。

ゲームのコントローラーと考えると5万円は高いですが、一般的なスポーツをやることを考えれば安いのかもしれませんね(笑)

まとめ

今回はグランツーリスモSPORTがなぜオリンピック競技に選ばれたのかを考察の上、図々しいですがブログの概要も少し紹介させていただきました。

オリンピック競技となるとかなり格式高い感じもありますが、あくまでもゲームなので楽しんだもの勝ちだと私は考えています。もちろんむやみやたらに他人に迷惑をかけない範囲で、です。

ここから少し話が逸れますが、
よくネットを見ていると「eスポーツとしてこれはどうなのか!」といった意見、「所詮ゲームで速くてもリアルで速くなければ意味がない!」といった意見、「グランツーリスモの挙動はリアルじゃない!」といった意見…様々なものを目にします。

どれもその方の経験に基づいて出た意見だと思うので否定はしません。ただ、聞かれてもいないのに自分の意見を人に押し付ける行為は甚だ迷惑だとは思います。

それに反論してまた自分の意見を押し付けて…なんてことをしていたら、傍からしたら「しょーもないことしてんな」という印象しかつきませんし、界隈そのものがしょーもなく写ってしまいます。

自分と意見と違う意見をぶつけられても「あー、こういう人もいるんだなー」程度に考えておくのが一番です。

eスポーツの発展云々の話は別として、ネット上で顔も見えない相手に価値観を押し付けたり、論破をしたところで何のメリットもないですし、やめておきましょう!


「いや、お前だってそうやって自分の価値観押し付けてんじゃねーか!!」

はい、すみませんでした。
ではまた!

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