こんにちは、Jam023です。今回は長丁場における安定性の向上、具体的にはコースアウトやクラッシュなどタイムを大幅に落とすようなミスを無くす手法について説明します。まず、今回の記事は前回の続きという位置づけなのでもし読んでない方いらっしゃったら前回の記事を読んで頂けるとより頭に入りやすいかと思います。
https://allcar.jp/gtsport_002
長丁場のレースにおいて、タイムを上げるためには安定感の向上は必須項目です。いくら攻めに攻めて毎周コンマ2を削りだして10周刻んだとしても、一回ミスして2秒ロスしたら全てパーです。私もふと振り返ると2年前あたりは2レースに1回はミスをして嘆いていました。今でも勿論するときはします。ただ努力次第で減らすことは可能ですので、その手法を技術的側面と精神的側面からお伝えしようと思います。
技術的側面
まず毎周的確なタイミングでブレーキングとステアリング操作を行っていればミスは起こり得ません。それを阻害する要因の一つにタイヤの摩耗が挙げられます。フリープラクティスではタイヤ摩耗はありませんが、FIA公式戦等のレースになるとタイヤ摩耗があるので、周回を重ねるごとにブレーキングのタイミングを早めるといった対応が必要になります。
タイヤの摩耗を考えずにフリー走行時と同じようなタイミングでブレーキングを行うとオーバースピードで突っ込みすぎてタイムロス、また突っ込みすぎるとその分タイヤの摩耗も早めることになるので二重にロスが生じます。これを防ぐための最も有効な対策はズバリ、模擬レースの参加です。
FIA公式戦の前日や前々日になると、ロビーで本番と同じ消耗倍率を想定した模擬レース部屋を多くの方が建てます。模擬レース部屋に参加するメリットを挙げてみます。
・タイヤの摩耗を確認できる
・燃料の消耗を確認できる
・ピット戦略の選択肢を用意できる
・予選の感覚をつかめる
・スリップストリームに入っている時の挙動を確認できる
・レース中の仕掛けどころを確認できる
・自分のペースが速いか遅いかを確認でき、目標を立てやすくなる
・レース経験を増やすことができる
・同じ部屋のプレイヤーと交流ができる
・公式戦本番で気持ちの余裕ができる
今ぱっと思いついたものをあげてみました。もはや参加しない理由がありませんよね?
もちろん忙しくて時間が取れないという方もいるとは思いますが、それくらいの時間がある、かつ腕を上げたいという方は必ず参加した方がいいです。
「え、でも自分みたいな遅い人が入ったら迷惑では…」と感じている方、大丈夫です。クリーンなレースさえできれば大抵の方は歓迎してくれます。ただし、周りも速かれ遅かれ真面目に練習している方ばかりなので、それを邪魔するようなことをすると白い目で見られるので気を付けましょう(笑)
ということで、安定感を磨くということであればまず、「模擬レースの参加」が最も有効なのは間違いないでしょう。
精神的側面
次に精神的側面について。
前回の記事でも書きましたがミスというのはメンタル面によるものも大きいです。まず気持ち的にも走り的にも2割程度の余裕を持って走る、これが上位のプレイヤーがよく実践しているしていることであり、基本的な心の持ちようだと思います。これがベースであるということを前提に、もう一歩踏み込んで考えていきます。
心の持ち方を決めるのに必要なことの一つに、現在走っている順位と目標としている順位の乖離を考えることが挙げられると思います。例えば目標を3位と定めたレースの中で現在2位を走っていてかつ3位ともそれなりの差があるとしたら、「よし、このまま淡々と走っていれば大丈夫だ」と気持ち的に余裕が生まれ、それが走りに繋がります。
逆に目標2位に対して3位を走っているとしたら気持ち的にもプッシュしていきますが、ここでも心に多少の余裕を持たせましょう。もしかしたら2位の方がミスをするかもしれませんし、仮にミスをせずに目標に届かなければ速さ、ピット戦略、状況判断のいずれかが劣っていたことになりますから、どれが足りなかったのかを特定できれば次につなげられます。
私自身今までミスした状況を振り返ると得てして、「今のペースで大丈夫なのか??」という曖昧な不安や気持ち的な乱れが発端となっていました。いずれのシチュエーションにおいても自分で自分を律する、根拠をもって説得するというのが一つ大事な要素なのかと思います。そのためにはやはり目標を定めること、前述のとおり模擬レースの参加が大切になります。
まとめ
サムネに使っているFT-1のスピン画像は実は私でして、先日行われたkazukiさん主催の(´・ω・`)杯のラグナセカでやらかしたものです。この時のスピンの原因は「タイヤ摩耗に対応できずにオーバースピードでコーナーに進入してしまったこと」で、実際模擬レースができていなかったですし、準備不足が招いたミスでした。
ミスには必ず原因があります。その原因を自分の中で分析するか、放って忘れるかで大きく違うことは言うまでもありません。一度ミスをしてもそれを次のレースに活かすことができればそれは明らかな成長ですし、一つ自信にも繋がります。
模擬レースに参加ししっかり準備を行う→目標を定めてレース中にマインドを整える→万一ミスしたら原因を考えるというサイクルさえできれば必ずミスは減ります。このサイクルをより繰り返すためにまずはレースやイベントに勇気をもって参加する、ここから始めるといいと思います。あ、デイリーレースはおすすめしません、SR落とすんで。以上です!
<GTSportオンライン攻略シリーズ>
・【GTsport】オンライン攻略 Vol.1 目標を定める
・【GTsport】オンライン攻略 Vol.3 ピット戦略、状況判断
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